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国連へ提出 清華大元学生の迫害―不明薬物注射で精神異常

2010年08月23日

【新唐人2010年8月24日付ニュース】最近、国連の人権理事会に対し、中国の清華大学の元学生で、法輪功の学習者だった女性が不明薬物を注射された案件が提出されました。関係者は国際社会に対して、この問題に関心を払うよう呼びかけました。

迫害被害者の救援組織の責任者、何さんは、「清華大学といえば中国屈指の名門大学。だからこそ、清華大学の法輪功学習者への弾圧は厳しい」と分析します。11年間で、清華大学の関係者60数名あまりが深刻な迫害に遭いました。
何海鷹
「清華大学のような名門大には専門チームを作り、被害者や加害者を調べました。裁判で裁きを受けるでしょう」
 
2001年3月、柳志梅(りゅう しばい)さんは法輪功の修煉を捨てなかったために、清華大学を除籍処分になった後、不法な拘束を受けました。
 
2001年末、柳さんは山東省の刑務所に入れられましたが、この間、自分の信念を捨てなかったので様々な拷問に遭ったそうです。特に何度も病院で、素人の囚人から不明薬物の注射を打たれました。2008年11月、釈放の3日前にも、不明薬物の注射をされたそうです。
 
実際、帰宅して3日後、柳さんに精神異常が現れました。わけの分からないことを言ったり、手足が勝手に動いたりしました。専門家は、これらは向精神薬の副作用で見られると指摘します。
 
精神医師 楊景瑞
「おそらく薬の副作用でしょう。彼女の精神・身体異常は一種の精神迫害です。神経が傷ついたのでしょう」
 
「大紀元」の電子版によると今年4月16日、山東(省の警察は柳さんを含む数名の法輪功学習者を強制連行。彼女たちの行方はまだ分かっていません。
 
迫害の責任を追及している汪さんによると、柳さんは当局や「610弁公室」、刑務所から迫害されたそうです。
 
迫害追及組織の責任者 汪志遠
「我々は北京市や610弁公室の迫害加担者について調べています。加害者の調査結果を司法に提出し、将来の裁判に備えます」
 
汪さんによれば、迫害を指示した場合でも、直接手を下した場合でも、同様に責任を追及します。組織や職場の名の下で行ったとしても、その個人の加害行為を裁判所などに訴えていく予定です。
新唐人記者がお送りしました。
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